ガソリン価格高騰の理由(中東情勢)
中東情勢の不安定化による原油価格の高騰は、ガソリン価格へ大きな影響を及ぼしています。
エジプトの緊迫化辺りから、ガソリン価格の上昇が懸念されるようになりました。その影響により、欧州の原油取引の指標となる北海産の原油先物相場が相当の高値を付けていたようです。
そしてリビアへ飛び火した反政府デモは、ダメ押しの様相が高まっています。これにより、国内でのガソリン価格への影響は必至。各石油元売会社では、卸売り価格への転嫁を実施しています。
昨日(3/2)発表の石油情報センターによるガソリン価格は、レギュラー139円/L、ハイオク148円/L。先週に比較してそれぞれ0.9円/L、1.0円/L値上げです。今までの値上げ幅は、0.1円/L単位というところ。それから比較すると今週の値上げ幅はかなり大きいです。
また、この価格は2010年5月以来であり、更なる上昇への懸念が示されています。
原油の中東への依存
世界の原油産出国は、ロシア、サウジアラビア、米国、イラン、中国、カナダ、メキシコ、UAE、イラク・クエート・・・と続きます。(外務省資料)
そして、直近の日本の原油輸入先は、サウジアラビア、UAE、カタール、イラン、ロシア・・・などの順。(資源エネルギー庁)中東への依存率は90%近い数字になっています。
今回の反政府デモの動きは、チュニジア、エジプト、そしてリビアに。更に、中東諸国へ飛び火したら、中東への原油依存が90%近い日本にとっては大変な影響がでそうです。
円高でも価格が下がらない?
また、超円高なのにガソリン価格が下がらない、それも気になる。ガソリンは原油から精製されますが、その原油は100%近く輸入品であるはずなのになぜ下がらないのでしょうか。
その理由は、原油価格の高騰にあるのだそうです。しかし、円高であるが為に現在の価格で収まっている。これが、円安に振れれば値上げに動くのだと言う。
原油は投機の対象となり、需要と供給とは関係ないところで価格が決定されています。その影響を大いに受けている。円高では、負の要因ばかりが取りざたされていますが、ガソリン価格の維持には必ずしもそうとは言えないところがあるようです。
それでも、今の値上げの大きさからすると、それさえも支えきれない様相です。中東情勢の不安定化は我が日本へも相当の影響を及ぼしていることになります。なのに、今日本の政治はどこへ向かおうとしているのか・・ とほほですね。
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